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29 Pedals
29 Pedalsは米ロサンゼルス拠点のBelievable Audioが手がけるエフェクターブランド。創業者ジェシー・ホーニグはレコーディング機器の修理・設計からキャリアを始め、Manley LabsやSlate Digitalで回路設計に携わったオーディオエンジニア。ブランド名はカリフォルニアの地名トゥエンティナイン・パームスに由来する。
AC Noises
AC Noisesはイタリア・チェルメナーテを拠点に、Andrea Ragusa氏とClaudia Bellotti氏が2016年に設立したブティックエフェクターブランド。VOLA・COMBATTI・ESPLORAといった歪み系モデルからスタートし、その後はスプリングリバーブとオシレーター・ビットクラッシャーを組み合わせたAMAのような実験的なサウンドデザイン系エフェクターへとラインナップを広げている。
Ace Tone
1960年に梯郁太郎が設立した日本の電子楽器メーカー。1966年発売の「FM-1 Fuzz Master」は国内初の量産ファズとして市場に投入された先駆的モデルで、グループサウンズ全盛期にビートルズやローリング・ストーンズ的な歪みサウンドを国内に広めた。FM-1/FM-2/FM-3とシリーズ展開し、梯はのちにローランド、BOSSも創業しており、Ace Toneは国産エフェクター史の出発点にあたるブランド。
Aguilar
ベースアンプ・エフェクター専門ブランド。太く暖かみのある音作りに定評があり、プリアンプ/DIペダルは宅録からライブのDI出しまで幅広く使われる定番機材です。
analog.man
マイク・ピエラが1993年にチューブスクリーマー改造業として始め、2000年にコネチカット州ベセルで専業化したアメリカのブティックブランド。生産完了していたマーシャルのブルースブレイカーを改良した「King of Tone」が長い受注待ちを生むほどの人気となり、ファズフェイス系回路を再現した「Sun Face」シリーズなど、ビンテージ回路の選別パーツによる忠実な再現と改良に強みを持つ。
Animals Pedal
岩手県花巻市のLEP Internationalが運営する日本のブティックエフェクターブランド。同社傘下のエフェクター専門店「NINEVOLT」が2015年に「NINEVOLT PEDALS」として始動し、2016年10月に「Animals Pedal」として再始動した。動物モチーフのイラストはスウェーデン出身でオーストラリア在住のデザイナーJonas Claessonが手掛け、BJFE(Björn Juhl)、Skreddy Pedals(Ahlfs兄弟)、Wren and Cuff(Matthew Holl)といった著名デザイナーとの協業モデルも数多く展開している。
Arion
1980年代に名古屋のプリンス通信工業がチューナーやソリッドステートアンプの製造技術を背景に展開した日本のエフェクターブランド。1996年に上野開発センターへブランドが引き継がれ、生産拠点も海外へ移った。ステレオコーラス「SCH-1」はギタリストのマイケル・ランドウが使用したことで知られ、国内製造時代の個体は現在も中古市場で人気が高い。
Baldwin-Burns
ギター製作者ジム・バーンズの英ボールドウィン・バーンズ社が1966〜1968年ごろに少量生産したファズ「Buzzaround」で知られるブランド。回路設計はゲイリー・ハーストが手がけ、ソラ・サウンドのトーンベンダーに対抗する製品として開発された。生産数が少なく現存個体が希少なため、ビンテージファズの中でも特に珍重される存在。
Bananana Effects
2018年のABRACADABRAで製品展開を始めた日本のハンドメイド・エフェクターブランド。「今までに聞いたことのない音」をコンセプトに掲げ、リバーブ・ディレイ・シンセ・グリッチ・アルペジエイターなど既存のエフェクトの枠に収まらない多機能・実験的なペダルを自社で一貫して企画・設計・製造する。黄色みの強い筐体とユニークなネーミングが特徴で、国内外の実験的な演奏家に使われている。
Bixonic
日本のエフェクターブランド。1994年発売のExpandoraで知られ、2005年に一度活動を終えたが、2020年に計測器メーカーの菊水電子工業が商標・設計資産を引き継いでブランドを復活させた。現在はAxentrix A1やSugar Blues SB-1など新製品を展開している。
BJFe
スウェーデンのビョルン・ユールが2000年に立ち上げたブティックエフェクターブランド。パーツ選定から配線まですべて自ら手作業で製作し、妻エヴァが筐体に絵付けを施す独自のスタイルで知られる。ヴィンテージファズの荒々しさを再構築した「Candy Apple Fuzz」など個性的な回路で評価され、北欧ブティックペダル文化の先駆けに位置するブランド。
Black Arts Toneworks
アメリカ・テネシー州チャタヌーガでマーク・ウェンツが2010年前後に立ち上げたブティックブランド。ビッグマフ系の回路を土台に、ゲルマニウム/シリコンのクリッピング切り替えなど幅広い歪みを1台にまとめた「Pharaoh」が看板モデルとなり、ドゥーム/ストーナー/スラッジ系の重く太いファズサウンドに特化した製品作りで知られる。
BOSS
ローランド創業者・梯郁太郎が1973年に設立した電子機器部門を母体とする日本のコンパクトエフェクターブランド。1977年発売のOD-1を皮切りに、電池駆動・堅牢な筐体・単機能というコンパクトペダルの規格を確立し、BD-2やDS-1、CE-2、DD-3など各ジャンルの定番機を多数生み出してきた。量産品ながら耐久性と実用性に優れ、世界で最も普及しているコンパクトエフェクターシリーズとして長年ギタリストの足元を支えている。
BUSKER'S
島村楽器が1995年から展開するオリジナルエフェクターブランド。廉価な入門用ペダルを中心にラインナップし、少なくとも一部機種は中国BELCAT(ベルキャット)がOEMで製造を手がけていた。
Castledine
1966年に作られた幻のプロトタイプ「Supa Fuzz」(マーシャル・ブランドで販売されたトーンベンダーMkI系回路)を忠実に再現する、イギリスのブティックリプロダクションブランド。オリジナルはマラードOC75ゲルマニウムトランジスタ3石構成で、ファズを常時最大にしトーン(フィルター)操作に特化した設計が特徴。現行ブティック系というより、ビンテージ回路の精密な復刻に徹するブランド。
Chase Bliss Audio
ミネソタ州アノカでジョエル・コルテが2013年に設立したアメリカのブティックブランド。ZVEX Effectsでの経験を経て独立し、アナログ回路とデジタル制御を融合させたハイブリッド設計を特徴とする。ベンソン・アンプスとの協業から生まれたモーター駆動フェーダーの「Automatone」シリーズや、ルーパー「Blooper」、モジュレーション「Mood」など、現行ブティック機の中でも特に先端的な製品作りで知られる。
Colorsound
ロンドンのソラ・サウンド社が1970年前後に立ち上げたブランドで、エフェクトの種類ごとに筐体色を変えるという発想から名付けられた。トーンベンダー系回路を継承した「Jumbo Tone Bender」(1975年頃、ビッグマフを簡略化した3段構成)など、1960〜70年代イギリスのファズ/ブースター文化を代表するブランドの一つ。ビンテージ機として現在も高く評価されている。
Cornell
ゲルマニウム・ファズを中心に手掛ける国産エフェクターブランド。60年代Fuzz Face型回路を踏襲した「The 1st Fuzz」などで知られ、生産数の少なさから中古市場では入手困難な機種が多くあります。
Couch Electronics
スロベニアを拠点とする新興のブティックエフェクターブランド。2024年にデビュー作「Baker's Dozen Overdrive」を発表し、Marshall Bluesbreaker系の低ゲイン歪み回路を独自設計の筐体・ノブ・スイッチで再構築する方向性で知られる。リレー式トゥルーバイパスとオプティカル(無音)スイッチングを採用するのが特徴。
Crowther Audio
ニュージーランドのポール・クロウザー(元Split Enzのドラマー)が1976年に設計した回路を基に生まれたブティックブランド。代表作「Hot Cake」は歪みを加えつつ原音の明瞭さを残す設計で、以来40年以上にわたりオークランドの工房で夫婦による手作り生産を続けている。ニール・フィン、マーク・ノップラー、ケヴィン・シールズなど著名ギタリストにも愛用され、最も息の長いブティックオーバードライブの一つである。
D.A.M
イギリス・サウスヨークシャーのデヴィッド・メインが2001年に構想し2004年に専業化したブティックファズブランド(D*A*M=Differential Audio Manifestationz)。「1965」などトーンベンダー系ビンテージ回路の精密な再現と独自改良を両立させ、ゲルマニウムとシリコンのトランジスタを組み合わせたハイブリッド回路「Drag'n'Fly」など個性的なモデルを少量生産で展開している。
Dallas Arbiter
イギリスのアービター・エレクトロニクス社が1966年にロンドンで開発したファズブランドで、代表作「Fuzz Face」は同年8月の楽器展示会で発表され、11月には発売された。ロンドンに移住したジミ・ヘンドリックスが発売直後に購入して愛用したことで一躍有名になり、丸型筐体とシンプルな2ノブ構成は以後のファズペダルの定番デザインとなった。半世紀以上を経た現在もビンテージ/復刻両面で高い人気を保つ。
Darkglass Electronics
現代のベース用歪みエフェクターの基準を作ったと言われるブランド。攻撃的な歪みとローエンドの太さを両立させたサウンドで、ハードロック〜メタル系のベーシストを中心に絶大な支持を得ています。
Davey Design Electronics
Davey Design Electronicsはオーストラリアを拠点にハンドメイドでエフェクターを製作するブティックブランド。TS808系とKlon系の回路を1台にまとめたデュアルオーバードライブなど、既存の名機回路を独自にアレンジしたモデルを手掛けている。
Death By Audio
A Place to Bury Strangersのオリヴァー・アッカーマンが2002年に設立した、ニューヨークのブティックエフェクターブランド。ヴァージニアからブルックリンへ拠点を移し、2014年までウィリアムズバーグの工房兼ライブ会場で製作を続けた(現在はクイーンズに拠点)。「Fuzz War」に代表される、歪みと轟音ノイズを極端に追求した攻撃的なペダル作りが特徴で、オルタナティブ/シューゲイザー系ギタリストから支持されている。
Dextone Audio
Dextone Audioが手掛けるエフェクターブランド。公式サイトや主要メディアでの詳細な沿革・拠点情報は確認できていない。
Digitech
DOD Electronicsの創業者ジョン・ジョンソンとデヴィッド・ディフランセスコが1984年に立ち上げたアメリカのデジタルエフェクターブランド。1989年発売の「Whammy」はピッチシフトという概念を一躍広めた革新的モデルとなり、2004年発売の「Bad Monkey」はチューブスクリーマー系の歪みを再現し定番オーバードライブとなった。大量生産型のメーカーで、近年はコルト傘下で再展開されている。
Dunlop
ジム・ダンロップが1965年にカリフォルニア州ベニシアで設立したアメリカの楽器アクセサリー/エフェクターメーカー。ピックやカポなどのアクセサリーで基盤を築いた後、1980年代にワウペダルの名跡「Cry Baby」ブランドを取得し、ジミ・ヘンドリックス・シグネチャーのファズフェイス(JHF1)やロトバイブなど、著名アーティストとのコラボレーションモデルを多数展開。現在はMXRやWay Hugeも傘下に収める大手メーカーに成長している。
E.W.S.
E.W.S.は東京のプロサウンド商社PCI Japanが手がける国産エフェクターブランド。2006年に同社内のリペア・モディファイ部門として始動し、2009年から自社設計ペダルの開発に着手した。当初はFuzzy DriveやBrute Driveなどギター用ペダルが中心だったが、近年はTri-Logic Bass PreampやBass Mid Controlなどベース用製品で支持を広げている。
EarthQuaker Devices
The Black Keysのツアーマネージャーを務めていたジェイミー・スティルマンが2004年、オハイオ州アクロンの自宅地下室で始めたブティックエフェクターブランド。ファズフェイスのクローンを50回作り直すほど回路設計にのめり込んだ末、2007年発売の自社設計ファズ「Hoof」が口コミで評判となり専業化。実験的なモジュレーション/ファズ/ディレイを個性的なグラフィックとともに展開し、現在は50人規模の従業員を抱える現行ブティック系ブランドの代表格となっている。
EBS
ベース専用エフェクター・アンプの老舗ブランド。原音のレンジ感を損なわないナチュラルな効きのコンプレッサーやフィルター系が評価され、スタジオ・ライブ問わず定番として使われています。
Electro-Harmonix
1968年、マイク・マシューズがニューヨークで創業したアメリカのエフェクターブランド。1969年発表のファズ「Big Muff Pi」が代表作で、現在も派生モデルを含め長く作り続けられている。デジタルディレイの元祖的存在「Deluxe Memory Man」、アナログコーラス「Small Clone」、オーバードライブ「Soul Food」など幅広いジャンルの定番機種を多数生み出している。1984年に一度倒産したが、ロシア工場での生産(Sovtekブランド)を経て再建し、2000年以降は米国内生産に戻している。
Emma Electronic
2000年にデンマーク・オーフスでエレクトロニクスエンジニアのJan Behncke氏が設立したブランド。ブランド名は氏の娘の名前に由来する。代表作DiscumBOBulator(エンベロープフィルター)は長年「世界最高のオートワウ」と評価され、ReezaFRATzitzやPisdiYAUwotなど独特な製品名のハンドメイド・ブティック系ストンプボックスを展開する。全製品をデンマーク国内で製造し、世界各国に流通させている。
Eventide
1971年、録音エンジニアのスティーヴン・カッツや発明家リチャード・ファクターらによりニューヨークで設立されたオーディオ機器ブランド。1975年発売の「H910 Harmonizer」で世界初のデジタルピッチシフターを商品化し、スタジオ向け高性能エフェクトプロセッサーの先駆者となった。2000年代以降はスタジオ品質のアルゴリズムをストンプボックス化した「Factor」シリーズ(TimeFactor、Space等)や、多彩なアルゴリズムを1台に収めた「H9」を展開し、プロの現場で定番化している。
FAT
B'zの松本孝弘のテック陣(Being)が製作していた専用エフェクターブランド。市販もされていましたが台数が少なく中古市場では稀少品となっています。2023年に後継ブランド「TEN」へ移行しました。
Fjord Fuzz
Fjord Fuzzはノルウェー・ベルゲンを拠点に、Daniel Thornhill氏が手掛けるブティックファズブランド。ベルゲンの音楽シーンでDungenやUnknown Mortal Orchestraといったバンドと接点を持ったことが設立のきっかけとなり、シリコントランジスタやレーザー刻印の銅板パネルを使った独創的な意匠のファズ・モジュレーション系ペダルを展開している。
Foxx
1971年、当時19歳のスティーヴ・リディンガーが南カリフォルニアで興したブランド。代表作「Tone Machine」はファズにオクターブアップを組み合わせた回路で、ベルベット調の外装と側面配置のコントロールが特徴。1975年に経営難で消滅した短命のブランドだが、Ibanezなど複数メーカーにOEM供給された回路でもあり、現在もビンテージファズとして人気が高い。
Frantone
1994年、エレクトロ・ハーモニックスでBig Muff Piの設計にも携わったフラン・ブランシュがアメリカで設立した草創期のブティックエフェクターブランドの一つ。手作業による少量生産にこだわり、1997年発表のファズ「Peachfuzz」は甘く粘るサウンドで高い評価を得た代表作となっている。Lou ReedやR.E.M.など著名アーティストの作品でも使用されている。
Free The Tone
2002年、パシフィクス株式会社の一事業として林幸宏が設立した日本のエフェクターブランド。X JAPANのhideのギターテクニシャンやビクターでの開発経験を持つ林が、プロミュージシャンの要求に応える高品質なシステム構築・特注製作を出発点に展開している。「SOV-2 OVERDRIVE」「ODL-1 OVERDRIVELAND」「FT-2Y FLIGHT TIME」「ARC-4 Audio Routing Controller」など多彩なラインナップを持ち、岩手県花巻市で国内生産を続けるブランドとして20か国以上で評価を得ている。
Fulltone
1991年、セッションギタリストのマイク・フラーがカリフォルニアで創業した、最初期のブティックエフェクターブランドの一つ。古い機材の不安定さへの不満から自社製品開発を始め、「Full-Drive」シリーズで人気を得た後、2004年発売のオーバードライブ「OCD」で一躍メジャーなブティックブランドとしての地位を確立した。ワウ「Clyde Standard Wah」なども定番として知られている。2022年に工房を閉鎖している。
Gallien-Krueger
Gallien-Kruegerは1968年に米カリフォルニア州サンノゼで、当時Hewlett-Packardに勤務していたRobert Gallien氏が自宅ガレージから立ち上げたベースアンプブランド。70年代初頭にRichard Krueger氏が加わり現在の社名となった。1983年発売の800RBでソリッドステート・ベースアンプの代表的存在としての地位を確立し、現在は米カリフォルニア州ストックトンを拠点にベースアンプとキャビネットを専門に手掛けている。
Gamechanger Audio
Gamechanger Audioはラトビア・リガ拠点のエフェクターブランド。真空管やLEDを使った一般的な歪み回路ではなくキセノンガス管内の高電圧放電を使うPlasma Pedalや、ブラシレスDCモーター自体を音源にするMotor Pedalなど、既存の方式にとらわれない独自機構のペダルを数多く開発している。
Guild
ギター・ベース製造で知られるアメリカの老舗楽器メーカー。1960年代後半、創業者アル・ドロンジがジミ・ヘンドリックスの"Foxy Lady"にちなんで命名したファズ「Foxey Lady」をOEMで展開した。初期モデルはMosriteのFuzzrite回路を流用した製品で、後継モデルの開発を依頼されたマイク・マシューズが改良を重ねた回路は、後に彼が創業するElectro-HarmonixのAxis Fuzzにもつながっている。
Guyatone
東京・新宿区下落合で松木三男が1933年に興した「松木製作所」を前身とする、日本最古級のエレキギターメーカー。戦後の1951年に「Guyatone」ブランドを確立し、1960年代からエフェクターの製造にも進出した。「FS-5」などのファズ/ワウファズペダルを手がけ、日本の黎明期のエフェクター市場を支えたブランドの一つとなっている。
Hao
国産のブティックエフェクターブランド。Rust Driverをはじめ、弾き手のニュアンスを活かす方向性の歪みペダルで知られ、生産数の少なさからマニアの間で語り継がれています。
Hermida Audio
エンジニアのアルフォンソ・エルミダが興したアメリカのブティックエフェクターブランド。2004年発表のオーバードライブ「Zendrive」は、Dumbleアンプのスムーズな歪みと反応を再現した設計で知られ、Robben Fordら著名ギタリストにも愛用されている。少量生産で入手困難な人気から、2013年にLovepedalとの提携生産も行われている。
Hologram Electronics
Hologram Electronicsは米テネシー州ノックスビル拠点のエフェクターブランド。2015年創業、2016年10月発売のDream Sequenceが第一弾製品。グラニュラーシンセシスやリシンセサイズ技術を活かした空間系・サンプリング系のペダルを中心に展開している。
Honda Sound Works
日本のブティックエフェクターブランド。手工生産による高品質なファズ・ドライブ系ペダルを少量生産し、国内外のプロギタリストに愛用されている。
Hornby Skewes
イギリスの楽器商社ジョン・ホーンビー・スキューズが1960年代に手がけたエフェクターブランド。代表作「Shatterbox」は、自社のファズ「Zonk Machine II」とトレブルブースター回路を1台にまとめ、2つのフットスイッチで個別・同時にオン/オフできる設計が特徴。T-Rexのマーク・ボランが使用したことでも知られる、イギリス製ビンテージエフェクターの代表例となっている。
HUMAN GEAR
HUMAN GEARは日本のハンドメイド・エフェクターブランド。選び抜いた高品位なパーツを用いてオーバードライブやディストーションを製作する工房系メーカーで、浅井健一(BLANKEY JET CITY)や生形真一ら国内アーティストに使用されている。
Ibanez
星野楽器(Hoshino Gakki)が展開するギターブランド。1979年、OEM製造元だった日新電子(マクソン)と共同で、オペアンプにJRC4558を採用したオーバードライブ「TS808 Tube Screamer」を発売し、中音域の厚みのある歪みで世界的な定番となった。1982年には「TS9」に発展、さらにコーラス「CS9」やフランジャー「FL9」、ワウ「WH10」など9シリーズのエフェクター群を展開し、ギター用コンパクトエフェクターの代名詞的存在となっている。
IK Multimedia
IK Multimediaはイタリア・モデナに本拠を置く音楽制作ソフトウェア/ハードウェアメーカー。AmpliTubeをはじめとするアンプシミュレーターソフトウェアで知られ、近年はディープラーニングを用いたAI Machine Modeling技術により実機アンプ・ペダルのサウンドを再現するTONEXシリーズを展開し、ソフトウェアとハードウェアの両面からモデリング技術を手掛けている。
Interfax Electronics
Interfax Electronicsは、1970年代前半に米ウィスコンシン州ミルウォーキーでEd Gieseが営んでいた電子機器修理業を母体とする小規模メーカー。アンプやキーボードの修理業を本業としながら、ケーブルテスターなどの音響機材やイコライザー、Harmonic Percolatorといったエフェクターを自社設計で製作し、店舗直売と地元楽器店経由のみで販売した。生産規模は極めて小さく、現存する個体数も少数である。
Jam Pedals
2005年、ギタリストのヤニス・アナスタサキスがアテネで一人工房として始めたギリシャのブティックエフェクターブランド。スルーホール部品と手配線にこだわった完全手作業の製造が特徴で、筐体はすべてハンドペイントが施され一台ごとに異なる外観を持つ。初期に生み出したゲルマニウムファズ「Fuzz Phrase」は現在も看板モデルとして作られ続けている。
Jen
1968年、Thomas OrganとJMI、イタリアのEkoが設立したEuropean Musical Electronics(EME)から分離して誕生したイタリアのエフェクターメーカー。VoxやCry Babyのワウを製造したペスカーラ工場を拠点に自社ブランド製品も展開し、「Double Sound」はワウとファズを1台にまとめ、単独または同時使用もできる設計で知られる。1970年代末にDunlopに買収され、ブランドとしての活動を終えている。
JHS Pedals
2007年、ジョシュ・スコットがアメリカ・カンザスシティで創業したブティックエフェクターブランド。BOSSペダルの改造業から始まり、独自開発に軸足を移した後は急成長を遂げている。「Morning Glory」「Angry Charlie」「Colour Box」などオーバードライブ・プリアンプ系を中心に、「Bonsai」「PackRat」のような往年の名機の音色を切り替えられる多機能機まで幅広いラインナップを持つ。
Kardian
Kardianは滋賀県大津市を拠点とする日本のブティックエフェクターブランド。Serotonin(C10H12N2O)やChloroform(CHCl3)など製品名を化学式で表すのが特徴で、Amtrans AMRG抵抗など高級パーツを使ったハンドメイドの回路と、化学的エイジング加工による一台ごとに表情の異なる筐体仕上げで知られる。
Kay
1931年にヘンリー・カイ・クールマイヤーが創業したアメリカの老舗楽器メーカー。ギターやベース製造を主軸としていたが、1960年代末に個性的なプラスチック筐体のエフェクターシリーズを展開した。「F-1」はシンエイ/ユニボックスのスーパーファズを安価に再現したファズで、不安定で荒々しいオクターブサウンドが特徴。The Edgeが使用したことでも知られている。
Kemper
ドイツの音響機器メーカー。実機アンプの音を独自の「プロファイリング」技術で解析・再現するKemper Profilerシリーズで知られ、固定アルゴリズムによるモデリングやキャビネット+マイクのEQカーブのみを捉えるIR(インパルスレスポンス)とは異なり、ピッキングの強弱やアンプ側のボリューム/トーン操作への追従まで再現する点を特徴とする。
Klon
1990年代初頭、ビル・フィネガンがMITの技術者らと開発したオーバードライブ「Centaur」で知られるアメリカのブランド。真空管アンプを大音量で鳴らした際の歪みを再現することを目指し、原音の質感を保ったまま歪みを加える「トランスペアレント・オーバードライブ」というジャンルを確立した功績が大きい。1994年から2008年までに約8000台が生産され、2014年には表面実装技術で量産化した後継機「KTR」を発表している。
Kodex Audio
Kodex Audioは、2017年にBen Laging氏がドイツ・ハンブルクで「Ground FX」として創業したブティックエフェクターブランド。2022年前後にギター製作(Kodexブランド)を手がけ始めたのに合わせてブランド名をKodex Audioへ改称した。ビンテージアンプやファズ回路を下敷きにしたヘビーで歪み系寄りのラインナップと、モノクロームで統一された意匠を特徴とする。
Korora Audio
Korora Audioは米ワシントン州シアトルを拠点とするブティックエフェクターブランド。Joen Engineering LLCが運営し、2018年にデビュー作となるシェパードトーン系フィルターモジュレーション「Spira」を発表した。
Line 6
1996年にSusan Wolf、Marcus Ryle、Michel Doidicがカリフォルニア州カラバサスで創業したデジタルモデリング機器ブランド。真空管アンプやビンテージエフェクトの質感をDSPで再現する技術をいち早く商品化し、1999年発売のDL4 Delay Modelerはエコープレックスやスペースエコーなど16種のディレイをワンストンプで再現して大ヒットした。POD系と並びアンプ/エフェクトモデリングの代名詞的存在である。
Lovepedal
Klon Centaur系回路の流れを汲むトランスペアレント・オーバードライブ「Eternity」などで知られるブティックブランド。生産数の少なさから中古市場でプレミア価格がつくモデルも多くあります。
Lovetone
1994〜1995年にDan CogginsとVlad Naslasがイギリス・オックスフォードシャー州ヘンリー・オン・テムズで創業したブティックエフェクターブランド。シンセサイザー的な多ノブ仕様とユーモラスな製品名、独自性の高い回路設計で知られ、Big Cheeseファズは代表作としてU2やRadioheadなど多くのアーティストに使用された。少量生産で2000年代にはカルト的人気を獲得している。
Mad Professor
2002年にHarri KoskiとJukka Mönkkönenがフィンランド・タンペレで創業したブティックエフェクターブランド。スウェーデンの名ビルダーBjörn Juhl(BJFE)の回路設計を量産品質で製品化する体制として始まり、クランクしたチューブアンプのような自然な歪みを狙うSweet Honey Overdriveが看板機種として広く支持されている。2024年に経営体制が変わっている。
Maestro
ギブソン傘下のブランドとして1960年代から多くのエフェクト初号機を生み出した。1962年発売のFZ-1 Fuzz-Toneは世界初の市販ディストーション/ファズペダルで、録音エンジニアのGlenn SnoddyとRevis Hobbsが設計している。1965年にキース・リチャーズが「Satisfaction」で使用したことで爆発的に売れ、その後もフェイザーやリングモジュレーターの初期製品を送り出したパイオニアブランドである。
Marshall
アンプで知られるイギリスのMarshallは1980年代後半からコンパクトエフェクターにも進出した。1988年、チーフデザイナーSteve Grindrodが設計したThe Guv'norはマーシャルアンプの歪みを再現した世界初のアンプインボックス型ペダルとして登場し、1991年にはDriveMaster・ShredMaster・Bluesbreakerへと展開している。いずれもマーシャルサウンドを手元で得る実用機として定着した。
Maxon
1960年代半ばにギターピックアップメーカーとして始まった日新音波(Nisshin Onpa)のペダルブランド。1970年代からアイバニーズ向けOEM製造を担い、1979年に田村進が設計したOD808はアイバニーズブランドでTS808チューブスクリーマーとして発売され世界的ヒットとなった。自社ブランドMaxonとしても同型機やディレイ、コーラス、コンプレッサーなど幅広いラインナップを展開する日本の老舗エフェクターメーカーである。
Meris
2013年にアメリカ・ロサンゼルスで、Strymon共同創業者のTerry Burton、DSPエンジニアのAngelo Mazzocco、クリエイティブディレクターのJinna Kimが設立したエフェクター/プロオーディオブランド。3人はLine 6やStrymon出身で、当初は500シリーズのラックモジュールを手掛け、2017年にMercury7・Polymoon・Ottobit Jr.の3機種でコンパクトエフェクターに参入した。映画的で緻密なデジタルサウンドデザインを追求する製品群で知られ、全製品をカリフォルニアで設計・製造する。
Mosrite
1956年にSemie Moseley・Andy Moseley兄弟がカリフォルニア州ベーカーズフィールドで創業したギターブランドMosriteが、1966年頃から製造したファズがFuzzriteである。英国製ファズに対するアメリカ側の独自回路として登場し、Iron ButterflyやThe Stoogesらガレージ/サイケバンドに愛用された。ジミ・ヘンドリックスが使用した記録も残るビンテージファズの代表格である。
MXR
1972年にKeith BarrとTerry Sherwoodがニューヨーク州ロチェスターで創業したエフェクターブランド。オーディオ修理業から出発し、Phase 90、Distortion+、Dyna Compといったシンプルかつ実戦的な回路設計のコンパクトペダルで一時代を築いた。1987年にJim Dunlop社が買収して以降も、Carbon Copyディレイなど定番機を継続的に生み出すアメリカの老舗ブランドである。
nature sound
ヴィンテージ・パーツを用いた復刻・改良モデルを手掛ける国産ブティックブランド。TS808やBluesbreakerなど名機のレプリカ/改良版を少量生産で送り出しており、パーツへのこだわりから中古市場でも一定の評価を得ています。
Neural DSP
フィンランド発のアンプモデリング/キャプチャー技術の企業。当初はArchetypeシリーズなどのアンプシミュレータープラグインで評価を高め、2020年に自社初のハードウェアQuad Cortexを発表した。実機の信号経路を機械学習で解析・再現する独自の「Neural Capture」技術を武器に、ハードウェアの分野でも存在感を強めている。
Old Blood Noise Endeavors
2014年8月、Brady SmithとSeth McCarrollの2人が米オクラホマ州ノーマンで創業したエフェクターブランド(現在はオクラホマシティ拠点)。両者はオクラホマ大学で出会い、BradyはKeeley ElectronicsやWalrus Audioでの設計経験を持つ。リバーブ・ディレイ・モジュレーション・ファズなど実験的でテクスチャー志向のペダルを数多く手がけ、オクラホマの地元アーティストによるオリジナルアートワークを各モデルに採用していることでも知られる。
Paul Cochrane
テネシー州マーフリーズボロ在住のビルダーPaul Cochraneが手がける個人ブランド。空軍の電子工学の知識を活かし、1997年の開発を経て2004年にTimとその簡易版Timmyを発表した。チューブスクリーマー系のような味付けをせず、ギターとアンプ本来の音を透明に持ち上げる設計思想で知られ、公式サイトを持たず寡作ながら高い評価を得ている。回路はMXR(Dunlop)にライセンスされ量産版も存在する。
Pedal Pawn
英国ケンブリッジシャーを拠点にツアーギタリストのChris King Robinsonが立ち上げたブティックエフェクターブランド。中古機材の買取・販売を通じてヴィンテージギアへの知見を深めた末、「自分が欲しいものを作る人がいない」という思いから、特定年代のFuzz Faceやセサール・ディアス設計のトレモロといった個性的な回路の復刻・発展形を手掛けるようになった。Eric Galesによるデモ動画が話題となって以降、限定生産のゲルマニウムファズなどで評価を高めている。
Pete Cornish
Pink FloydやGenesisなど数々の大物ツアーで機材製作・メンテナンスを手掛けてきた、英国の伝説的ボードビルダー。個人向け製品は受注生産が中心で、中古市場に出ること自体が稀少な高級ブランド。
Pigdog
イギリス・サリー在住のビルダーSteve Williamsが2006年頃に立ち上げたハンドワイヤリングのブティックブランド。ビンテージのゲルマニウム/シリコントランジスタなどニューオールドストック部品を使い、10〜25台程度の小ロット生産を行っている。代表作JuJuは往年のTone Bender MK3を小型ケースに再構築したファズで、英国ビンテージファズ愛好家から支持されている。
PLAYTECH
楽器通販大手サウンドハウスが2003年に立ち上げたプライベートブランド。有名アーティストの広告費やブランド維持コストを負担しない分、製品そのものの価格を抑えられる仕組みで、ギター・ベース本体からアンプ、弦、アクセサリーまで幅広く展開している。2024年7月以降はコンパクトエフェクターのラインナップも拡充し、低価格ながら作りの良さが評価され初心者から予算重視の中級者まで支持を広げている。
POLY Effects
オーストラリア・メルボルンを拠点とするエフェクターブランド。自社開発のタッチスクリーン搭載基板にファームウェアを書き込む形で機能を実現する方式を得意とし、ニューラルアンプモデリングやインパルスレスポンスを用いたアンプ/リバーブシミュレーターも手がける。
Prescription Electronics
1993年にJack Brossartがオレゴン州ポートランドで創業したブティックエフェクターブランド。代表作ExperienceはFoxx Tone Machineなどの影響を受けたオクターブファズで、Eric Johnsonの使用でも知られている。より過激な上方オクターブ効果を持つOutboxも人気機種である。2014年に一度活動を終えたが、近年オリジナルモデルの復刻が行われている。
ProCo
1974年創業、ミシガン州カラマズーに拠点を置くアメリカのプロオーディオ機器メーカー。エンジニアのScott BurnhamとSteve Kiralyがオペアンプを誤った抵抗値でバイアスした際に生まれた「オペアンプ歪み」を応用し、1978年にRATディストーションを開発した。ダイオードクリッピングと組み合わせた当時としては過激な歪みが支持され、RAT・RAT2・Turbo RATとシリーズ化されて現在もアメリカを代表するディストーションブランドとして定着している。
Roger Mayer
イギリスの電子エンジニアRoger Mayerが1964年から手がける個人ブランド。元はイギリス海軍で水中音響の研究に従事し、Jimmy PageやJeff Beckらにファズを製作していた。1967年にジミ・ヘンドリックスと出会い、「Purple Haze」のソロで使われたオクターブファズOctaviaを開発し、以後ヘンドリックスの専属エフェクト技術者も務めた。現在も英国でハンドメイドのエフェクトを製造し続けている。
Roland
1972年創業の日本の総合電子楽器メーカー。同年発売のAF-100 Bee Baaはローランド初のエフェクターで、ファズとトレブルブースターを個別・同時に切り替えられる独自設計で知られる。AD-50 Double Beatはワウとファズを一体化したペダルで、1970年代の個性的な回路設計により現在もビンテージコレクターから高く評価されている。現在はシンセサイザーやデジタル楽器全般で世界的ブランドである。
Sam Ash
1924年にSam Ash(本名Shmuel Ashkynasye)と妻Roseがニューヨーク・ブルックリンで開業した楽器店チェーンSam Ashが、1970年代に自社ブランドとして販売したのがFuzz-Stainerである。製造者や生産数など詳細はほとんど記録が残っておらず、現存する実機もごく僅かという極めて希少なビンテージファズとして知られる。Sam Ash自体は現在も続く米国有数の楽器小売チェーンである。
Shigemori
愛知県名古屋市のエム・テック有限会社が製造する日本のハンドメイドエフェクターブランド。高純度アルミブロックから削り出すケースとフルハンドワイヤリングの回路を特徴とする。代表作のオーバードライブRuby Stoneはシリーズの看板機種で、発展型のMuseはベースコントロールを追加してより幅広い音作りに対応する。凛として時雨のTKがRuby Stoneを使用していることで知られる。
Shin-ei
1960年代の日本の電子楽器メーカー。倒産したHoneyの技術を引き継ぎ、Fumio Mieda設計のユニヴァイブ回路やCompanion FY-2/FY-6などのファズを製造した。Univoxなど海外ブランドにもOEM供給し、Uni-VibeやSuper Fuzzとして世界中のギタリストに広まった、日本製ビンテージエフェクターの源流的存在である。
Shin's Music
東京・葛飾区を拠点とする日本のハンドメイドエフェクターブランド。鈴木伸一氏が手がける看板機種DUMBLOIDはダンブルアンプの質感を再現したオーバードライブで、ジョン・メイヤーやリッチー・サンボラ、高崎晃に使用されている。ボリュームペダルPerfect Volumeも音痩せを抑えた設計で国内外のプロから支持されている。
smallsound/bigsound
アメリカ・フィラデルフィアを拠点とするブティックエフェクターブランド。創業者Brian Hamiltonは音楽大学バークリーで学び、インディーロックバンドCymbals Eat Guitarsでキーボードを担当した経験を持ち、個性的な質感を持つアナログのファズ・オーバードライブを手作業で製作している。
Sobbat
1995年に京都で産声を上げた、きんこう楽器が運営する国産ハンドメイドエフェクターの先駆的ブランド。看板製品「Drive Breaker」シリーズも1995年の発売以来現在まで製造が続く長寿ライン。太く力強いサスティーンと艶のある歪みを特徴とし、Richie Kotzen(DB-4等)やThe Edge(U2、"New York"やライブでのDB-1/DB-4R使用)、Steve Vai(Uni-Vibeクローン「Glow Vibe GV-1」)など海外の著名ギタリストにも使われてきた。ドライブ系以外にもファズ・フェイザー・スイッチャーなど幅広いカテゴリーの製品を手掛けている。
Sola Sound
1964年、ロンドンのMacari's楽器店を営むLarry・Joe Macari兄弟が設立したイギリスのエフェクターブランド。エンジニアのGary Hurstと共に1965年、米Maestro Fuzz-Toneを欧州向けに改良したTone Benderを発表し、英国初期のブティックファズの礎を築いた老舗である。
Sovtek
Electro-Harmonix創業者Mike Matthewsが1984年の同社破産後、ロシアでの事業展開のために立ち上げたブランド。1990年代にロシア製の真空管やBig Muff系ファズを製造し、太く粗野な歪みで知られるSovtek Big Muffのヒットが本家Electro-Harmonix再建の原資となった。
Spaceman Effects
アメリカ・オレゴン州ポートランド拠点のブティックエフェクターブランド。宇宙開発をモチーフにしたデザインと、ソ連製ゲルマニウムトランジスタを使ったSputnikシリーズなど徹底した部品選定で知られ、ゲルマニウムとシリコンの2系統ファズを搭載したGemini IIIも人気機種である。
Strymon
2004年、Line 6やAlesis出身のエンジニアPete Celi・Gregg Stock・Dave Fruehlingらがカリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジで設立。当初はDamage Control名義で真空管エフェクターを手がけ、2009年からStrymonブランドに改め、blueSky・Timeline・El Capistan・Flintなど高品質なデジタル空間系エフェクターで世界的な人気を確立した。
Suhr
ギター製作で知られるJohn Suhrが手掛けるエフェクターブランド。回路のノイズの少なさと音の分離感の良さに定評があり、Riotシリーズをはじめモダンなロック/メタル系ギタリストから支持されています。
t.c. electronic
1976年、デンマーク・オーフス近郊でKim・John Rishøj兄弟が設立した音響機器メーカー。コーラス/フランジャーのSCFなどギター用ペダルで名を上げた後、スタジオ用ラックエフェクトにも展開した。現在はコンパクトなループペダルDitto Looperや高精度チューナーPolyTuneシリーズで世界中のギタリストに支持されている。
TEACHING MACHINES
英国ウェールズ・カーディフを拠点とするブティックエフェクターブランド。Frank NaughtonとMat Wigleyの2人が運営し、第1弾製品はラック型スプリングリバーブ「Wellspring」。ファズペダル「FuzzBillion」は、Life Is Unfair Audio Devicesの主宰者Grindleとの共同開発による作品である。
TWO NOTES
2008年、Guillaume Pille博士がフランス・モンペリエで設立したブランド。リアクティブロードボックス(アッテネーター)と、独自のDynIR技術を用いたキャビネットシミュレーション/IRローダーの草分けとして知られ、Torpedoシリーズ(Captor、C.A.B. M、Studioなど)で評価を得ている。製品はすべてフランス国内で設計・組み立てされる。
Universal Audio
1958年創業、Apolloオーディオインターフェースや録音・ミックス用プラグイン「UAD」で知られるアメリカの音響機器ブランド。自社スタジオ機材のDSPモデリング技術を活かし、2022年からUAFXシリーズとしてギター用エフェクトペダルにも本格参入した。
Univox
アメリカの楽器商社Unicord(Gulf+Western傘下)が展開した輸入ブランド。日本のShin-ei(旧Honey)が開発したファズ回路を仕入れ、1968年頃からSuper Fuzzとして販売した。分厚く暴力的な歪みはThe Whoのピート・タウンゼントらに愛用され、70年代ファズサウンドを代表する機種となった。
Valeton
中国・湖南省長沙を拠点とするエフェクターブランド。ギターアンプメーカーHotoneの関連会社が展開しており、他社製品のOEM/ODM生産で培ったノウハウを活かし、GPシリーズを中心とした低価格帯のマルチエフェクター・プロセッサーで存在感を高めている。
Vemuram
2008年、Masaki Uemura氏がエンジニアの手塚氏と共に東京で設立した日本のブティックエフェクターブランド(Tri-Sound運営)。真鍮製筐体の高い遮蔽性とアンプライクなダイナミクスにこだわり、ブラックフェイス期フェンダーアンプのクリーンな質感を再現したローゲイン・オーバードライブJan Rayが、マイケル・ランドウら海外のトッププレイヤーにも支持されている。
Vin-Antique
京都を拠点とする個人エフェクターブランド。自作エフェクターの情報ブログ「Vin-Antique LAB」を運営していたビルダーが2019年に立ち上げ、ヴィンテージ機のサウンドをアンティーク家具調の筐体に落とし込むというコンセプトで製作している。質の高いパーツを使いながら価格を抑える姿勢がコストパフォーマンスの高さとして評価されている。
VIRTUES
2019年に設立された東京拠点の日本のハンドメイド・エフェクターブランド。元楽器店スタッフが手掛けるブティック系ブランドで、オーバードライブ「monica」とファズ「Lander」でデビューし、以降もディストーション「Stella」や「arca」など少量生産のモデルを発表している。YOASOBIサポートギタリストAssH氏をはじめとする著名奏者が使用し、国内で高い知名度を持つ。
Visual Sound
1988年創業のアメリカのエフェクターブランド。ナッシュビルのセッションミュージシャンの間で支持を広げた実用性重視のペダル作りで知られ、複数のエフェクトを1台にまとめた「H2O」などのシリーズが人気を博しています。
Vox
1957年、Tom JenningsがイギリスでVoxアンプブランドを立ち上げたことに始まる老舗楽器メーカー。ビートルズ時代のアンプで名を馳せ、ワウペダルV847はクラプトンやジミ・ヘンドリックスの使用で定番化した。Sola Sound製Tone Benderを自社名義で販売したV828などヴィンテージ機も象徴的存在である。
Watkins Electric Music
1949年、ロンドンでCharlie・Reg Watkins兄弟が設立したイギリスの音響機器メーカー(WEM)。テープエコーCopicatやPAシステムの先駆者として知られ、1960年代末にはProject Vという複雑な回路構成のファズボックスも製造した。多段階のゲインステージを持つ凝った設計で、ビンテージファズ愛好家の間で評価されている。
Wren and Cuff
2006年、ミュージシャンのMatthew Hollが趣味としてスタートし、翌2007年にはカリフォルニア州で本格操業したアメリカのブティックブランド。Big Muff系回路の緻密な再現にこだわり、Caprid(Large Enclosure)やPickle Pie Bなど大型エンクロージャーの重厚なファズ/オクターブファズで、現行ブティック系ブランドとして高い支持を得ている。
Xotic
1996年、三浦寛氏が米カリフォルニア州の工房でXoticブランドを立ち上げ、2000年に設立されたProsound Communications社が運営を引き継いだ日米にまたがるエフェクターブランド。小型筐体に実用的なゲインブーストを詰め込んだAC Booster・RC Booster・BB Preampの「トレメンダス・トリオ」が看板製品で、ナチュラルな音作りに定評がある。
Xvive
2014年、Nancy LeeとFischer Maoの夫婦が中国・深センで創業したブランド。本格的なアナログディレイを作りたいという思いから、Electro-Harmonix Deluxe Memory Manの設計者Howard Davisの協力を得て、Panasonic製BBDチップMN3005を自社で生産したことが出発点で、以降もHoward Davis設計のアナログディレイを中心に展開している。2016年にはワイヤレスシステムU2が国際的ヒットとなり、ワイヤレス機器のブランドとしても知られる。
Z.Vex
1994年にZachary Vexがミネソタ州ミネアポリスで発案し、1995年にZ.Vex Effectsとして製品化したアメリカのブティックブランド。ゲルマニウムトランジスタの暴走的な歪みを逆手に取ったFuzz Factoryは、手描きの筐体デザインとともに「元祖変態系ブティックペダル」と評され、現行ブティックシーンの代名詞的存在である。
Zoom
1983年設立の日本の音響機器メーカー。1989年に初の自社製品となる小型マルチエフェクター9002を発売して以来、コンパクトなマルチエフェクトプロセッサーの開発を続けている。2012年発売のMS-50Gは100種類のエフェクトから6つまで自由に組み合わせられる手軽さで、幅広い層のギタリストに支持される定番機種となった。